杉山義雄ーーー技術者の視点から生まれる、実用のための刃物。
杉山義雄氏は、handmade labo カシマBASEの代表を務める日本のカスタムナイフメーカーです。JKGナイフメイカー会員として活動し、かつては橋梁耐震設計の技術士として、構造設計や安全性に携わってきた経歴を持っています。
その経験は、杉山氏のものづくりにも自然と息づいています。作品は単なる造形美を追求するだけではなく、握り心地や重量バランス、実際の使用シーンを見据えた設計など、「道具」としての完成度を大切にしていることが特徴です。
また、杉山義雄氏はカスタムナイフの枠にとどまらず、アウトドア、レザークラフト、クッキング、さらにはアニメやコスプレなど、多様な分野にも関心を広げながら、刃物の新たな可能性を探求しています。handmade laboという名前のとおり、カシマBASEは単に作品を製作する工房ではなく、新しいアイデアを形にし、刃物の可能性を研究・発信する「ラボ」のような存在です。
杉山義雄氏の作品には、橋梁耐震設計で培われた構造への深い理解と、日本の手仕事に対する誠実な姿勢が感じられます。伝統的な職人技と現代的なプロダクトデザインの視点が調和することで、美しさだけでなく、実際に使うことを考え抜いた実用性も兼ね備えています。
杉山義雄氏のナイフは、使い手の立場に寄り添いながら、機能性とデザイン性の調和を追求した一本です。技術者として培った論理的な発想と、職人として積み重ねてきた経験。その二つが融合することで生まれるものづくりこそが、杉山義雄氏ならではの魅力と言えるでしょう。